flow の今後

flow の今後

flow は開発中の言語で、今後様々な改善が計画されています。

  • ランタイムの Rust への移行: 現在 flow は Haskell で開発されています。ですが、flow の中間表現はご想像の通りグラフ構造となっており、これを効率的に扱うのが難しくなっています。移行先として Rust が検討されています。
  • パーサの改善: flow は開発中にかなり構文の変化があり、パーサが少しスパゲッティになってしまっています。また、現在は Haskell で書きやすいボトムアップのやり方(PEG Parsing)で実装されていますが、より一般的な文法への変更が考えられています。
  • プリミティブ関数の充実
  • 型付け: flow では現在型の概念がありませんが、実装すべきだとは考えています。
  • 応用先の検討: flow は計算の並列化をしやすい言語だと考えています。また、パイプライン処理を表現しやすいです。さらに、UI など従来からデータフローなどが取り入れられてきた領域でも強みが発揮できるかもしれません。これらの領域で flow が使えるよう、ライブラリなどのエコシステムの開発を計画しています。